千言万辞「め」其の一|名案・目配り・面目ほか20語

【名案(めいあん)】

優れた考え。実行予算の前では急に静かになる。

「会議で絶賛され担当は決まらない。」


【迷宮(めいきゅう)】

入り組んで出口が分かりにくい場所。設定画面にも現れる。

「解約ボタンを探して三階層潜った。」


【名言(めいげん)】

心に残る優れた言葉。出典を誤るとただの画像になる。

「著者不明の言葉に偉人の顔を貼った。」


【名刺(めいし)】

名前や連絡先などを印刷した小さな紙。つながりの数量にはなる。

「千枚交換して電話帳だけ太った。」


【明白(めいはく)】

疑う余地なくはっきりしていること。認めたくない時だけ曇る。

「数字を見せても検討が続いた。」


【名物(めいぶつ)】

その土地や場所で有名な品や人。地元民ほど食べないことも。

「観光客に聞かれて初めて店を調べた。」


【命令(めいれい)】

相手に行動を指示すること。理由がないと士気が減る。

「とにかくやれで三度やり直した。」


【迷惑(めいわく)】

他人に不利益や不快を与えること。善意だけでは免責されない。

「深夜の長文励ましが毎晩届いた。」


【めかし込み(めかしこみ)】

念入りにおしゃれをすること。予定がない日ほど意欲が湧く。

「宅配便の応対だけ晴れ着だった。」


【目配り(めくばり)】

周囲に注意を行き届かせること。見つける人に仕事が集まる。

「空の紙コップを片付け続けた。」


【目先(めさき)】

すぐ目の前の利益や事柄。将来を隠す大きさがある。

「無料特典で不要な契約を結んだ。」


【目覚まし(めざまし)】

眠りから起こすための道具。止める技術ばかり上達する。

「五回鳴っても布団が勝った。」


【目立ちたがり(めだちたがり)】

人の注目を集めたがる人。集合写真で位置が安定する。

「毎回中央に偶然収まっていた。」


【目玉(めだま)】

中心となる注目の品など。価格だけだと品薄が演出になる。

「目玉商品が開店十分で消えた。」


【滅多(めった)】

まれでほとんど起こらないさま。起きた時だけ記憶に残る。

「めったにない機会が今週も来た。」


【目の上のたんこぶ(めのうえのたんこぶ)】

邪魔で気に入らない存在のたとえ。相手も同じことを思う。

「昇進レースで互いに視界を遮った。」


【目安(めやす)】

判断のためのおおよその基準。保証の代わりにはならない。

「三日で完成の注釈を読まずに頼んだ。」


【面倒(めんどう)】

手間がかかり煩わしいこと。先延ばしで増量する。

「今日の五分が来週の半日になった。」


【面倒見(めんどうみ)】

他人の世話をよくすること。頼る側が成長しない危険も。

「代わりに直し続けて三年たった。」


【面目(めんぼく)】

世間や周囲に対する名誉や体面。守るための費用が高い。

「謝れば済むのに会議を開いた。」