千言万辞「わ」其の一|和解・技・ワンマンほか20語

【和解(わかい)】

争いをやめ互いに折り合うこと。勝ち負けより後片付けが難しい。

「握手の後で請求書を半分にした。」


【わがまま(わがまま)】

自分の都合だけを通そうとすること。自由の看板を好む。

「変更を求めた本人が欠席した。」


【分かりやすい(わかりやすい)】

理解するのが容易なさま。話し手の知識量とは別。

「専門用語を消したら質問が減った。」


【分かれ道(わかれみち)】

道や選択が分かれる所。立ち止まる間も時計は進む。

「迷った末に昨日と同じ道を選んだ。」


【和気藹々(わきあいあい)】

親しく和やかな雰囲気。誰も本音を言わない場合もある。

「笑顔の会議の後に匿名苦情が来た。」


【脇役(わきやく)】

主役を引き立てる補助的な役割。いなくなると舞台が止まる。

「裏方の欠席で開演できなかった。」


【わくわく(わくわく)】

期待で胸が躍るさま。届く前の箱が一番大きい。

「購入直後に次の商品を検索した。」


【訳あり(わけあり)】

普通と違う事情があること。説明しない部分に値札が付く。

「安さの理由は箱の裏に小さくあった。」


【分け前(わけまえ)】

共同で得た利益などの配分。友情の試験用紙になる。

「仕事は二人、取り分は三人だった。」


【技(わざ)】

訓練などで身に付けた技能。動画視聴だけでは習得しない。

「解説を百本見てもまだ打てない。」


【わざと(わざと)】

意識して故意に行うこと。うっかりの顔で現れる。

「返信を遅らせた理由が駆け引きだった。」


【わざわざ(わざわざ)】

特別に手間をかけて行うさま。皮肉の前置きにも使う。

「遠回りして苦情を伝えに来た。」


【鷲掴み(わしづかみ)】

手を大きく開いて強くつかむこと。心にも使う宣伝用語。

「冒頭の一文で読者を止めた。」


【忘れ物(わすれもの)】

持ってくるべき物を持ち忘れること。出発後に存在感を放つ。

「鍵を探すため家に入れなかった。」


【笑い話(わらいばなし)】

聞くと笑える出来事。年月が失敗を加工する。

「十年前の大失敗が宴会の定番だ。」


【割り勘(わりかん)】

費用を参加者で分けて払うこと。端数に人間性が出る。

「会計の五円で沈黙が生まれた。」


【割り切り(わりきり)】

事情を整理し迷わず決めること。捨てた選択肢は後で輝く。

「価格で決めた後に色を悩み始めた。」


【悪あがき(わるあがき)】

負けや失敗を認めず無理に抵抗すること。撤退費用が増える。

「売れない品の広告費だけ倍にした。」


【湾曲(わんきょく)】

弓形に曲がること。数字の見せ方にも転用される。

「グラフの目盛りを曲げて好調に見せた。」


【ワンマン(わんまん)】

一人で物事を取り仕切ること。速さと引き継ぎが交換条件。

「社長が休むと承認欄が止まった。」