【定価(ていか)】
値引き前の通常販売価格。割引率を立派に見せる脇役。
「半額を見て必要かどうか忘れた。」
【定年(ていねん)】
一定の年齢で職を退く制度。予定表はそこで白紙にならない。
「退職翌日に家の役職が増えた。」
【定番(ていばん)】
長く支持されるお決まりの品や方法。冒険の敗者復活先。
「新商品を試して結局いつもの味へ。」
【手遅れ(ておくれ)】
適切な時期を逃したこと。気付く時刻だけ正確。
「締切後に改善案が百件届いた。」
【手紙(てがみ)】
思いを文字で伝える文書。送信前に寝かせる機能がある。
「三日後に読み返して封を閉じた。」
【手口(てぐち)】
物事を行うやり方。悪事では説明が妙に具体的。
「限定の時計で購入を急かされた。」
【手応え(てごたえ)】
取り組んだ際の感触や成果の見込み。数字を見るまで仮説。
「自信満々で公開し閲覧数を見た。」
【手探り(てさぐり)】
確かな見通しなしに試すこと。慎重でも前には進める。
「一件の返事から方向を変えた。」
【手助け(てだすけ)】
困っている人に力を貸すこと。全部代行すると別の仕事。
「一度の親切が毎月の担当になった。」
【手違い(てちがい)】
手順の取り違えなどによる間違い。主語を薄める便利な言葉。
「誰のミスかだけ議事録に残らない。」
【手抜き(てぬき)】
必要な工程を省いていい加減に済ませること。省力化とは違う。
「時短した分を後日の謝罪に使った。」
【手間(てま)】
作業にかかる労力や時間。無料依頼で最初に消える費用。
「ちょっと直してに一晩かかった。」
【手前味噌(てまえみそ)】
自分のことを自分で褒めること。謙遜の前置きが付く。
「恐縮ですが、から自慢が始まった。」
【手土産(てみやげ)】
訪問時に持参する贈り物。中身より選ぶ時の緊張が大きい。
「好みを調べて駅を二周した。」
【テレワーク(てれわーく)】
離れた場所から通信で働くこと。自宅の椅子が人事評価を左右する。
「上半身だけ出勤仕様だった。」
【転機(てんき)】
状況が大きく変わるきっかけ。発生時にはただの面倒事。
「異動が十年後の商売につながった。」
【天才(てんさい)】
並外れた才能を持つ人。努力の内訳を消す便利な称号。
「徹夜の研究を一言で片付けられた。」
【添削(てんさく)】
文章などを直して改善すること。赤が多くても愛情とは限らない。
「修正履歴の方が本文より長かった。」
【テンプレート(てんぷれーと)】
繰り返し使えるひな形。個性まで複製すると事故になる。
「宛名だけ前の客のままだった。」
【展望(てんぼう)】
今後の見通し。見晴らしが良くても道は自分で歩く。
「五年計画の初日は会議だけだった。」
