千言万辞「い」其の一|言い訳・意識高い系・意味深ほか20語

【言い訳(いいわけ)】

失敗の理由を説明すること。反省の席を先に占領する。

「天気のせいで提出が遅れたらしい。」


【家出(いえで)】

住む家を離れて戻らないこと。冷静さは玄関に忘れやすい。

「二駅先の漫画喫茶が新居となった。」


【意外(いがい)】

予想と違うさま。偏見が外れた時の便利な感想。

「几帳面な人が締切を破った。」


【生き甲斐(いきがい)】

生きる喜びや張り合い。人に決めてもらうと窮屈になる。

「退職後の予定表は妻が握った。」


【意気込み(いきごみ)】

物事に取り組む強い気持ち。着手前が最大風速。

「宣言動画の編集で一日終えた。」


【行き詰まり(いきづまり)】

進展しなくなること。別の道より言い訳を探しがち。

「同じ資料を三度読み直していた。」


【育児(いくじ)】

子どもを育てること。正解を語る人ほど当番ではない。

「理論家の父が寝かしつけで敗れた。」


【居心地(いごこち)】

その場にいる時の気分。良すぎると帰れなくなる。

「喫茶店が第二の事務所になった。」


【意地(いじ)】

自分の考えを曲げない気持ち。信念と区別しにくい。

「間違いを認めず遠回りを続けた。」


【意識高い系(いしきたかいけい)】

向上心を言葉や外見で誇示する人の俗称。成果は別勘定。

「横文字だけ先に導入された。」


【依存(いぞん)】

他のものを頼りにすること。便利が主導権を奪うことも。

「通知が来ないと手が落ち着かない。」


【痛手(いたで)】

大きな損害や打撃。財布は精神論を理解しない。

「半額セールで予算を使い切った。」


【一芸(いちげい)】

特に秀でた一つの技。肩書きより実演が早い。

「宴会の後だけ評価が上がった。」


【一念発起(いちねんほっき)】

決心して行動を始めること。宣言だけでは未着手。

「ランニング靴の箱がまだ新品だ。」


【一発逆転(いっぱつぎゃくてん)】

一度の成功で形勢を覆すこと。日々の改善の人気を奪う。

「地道な練習より宝くじを選んだ。」


【移転(いてん)】

場所や権利などを移すこと。看板より顧客への連絡が難しい。

「新住所を知るのは家主だけだった。」


【糸口(いとぐち)】

問題を解く最初の手がかり。会議より現場に落ちている。

「一件の苦情で原因が見えた。」


【田舎(いなか)】

都市から離れた地域。憧れの静けさに車の維持費が付く。

「移住して初めて終バスを調べた。」


【鼾(いびき)】

睡眠中に出る呼吸音。本人だけが聞けない独演会。

「録音で無実の主張が終わった。」


【意味深(いみしん)】

裏に意味がありそうなさま。何もなくても議論を生む。

「句点一つで恋愛相談が始まった。」