千言万辞「き」其の一|機会・奇抜・緊張ほか20語

【機会(きかい)】

何かを行う好都合な時。待っている間は通過しやすい。

「次こそと言って三年たった。」


【気兼ね(きがね)】

遠慮して気を遣うこと。気楽な集まりで最も疲れる。

「割り勘の端数に二時間悩んだ。」


【聞き上手(ききじょうず)】

相手の話をうまく聞ける人。自分の秘密は話さない。

「相談のつもりが三時間しゃべった。」


【気配り(きくばり)】

周囲の事情に注意して配慮すること。気付く人に業務が集まる。

「空のポットを替えるのはいつも同じ人。」


【奇跡(きせき)】

普通では考えにくい出来事。小さな準備は省略して語られる。

「十年の練習を一言で片付けられた。」


【期待(きたい)】

良い結果を予想して待つこと。他人にすると無利息の圧力。

「期待してるよ、で仕事が増えた。」


【きっかけ(きっかけ)】

行動を始める契機。探す人ほど今日を見逃す。

「来月から始める理由がまた増えた。」


【気取る(きどる)】

実際以上によく見せようと振る舞うこと。借りた本が小道具。

「難しい単語だけ自然に発音できた。」


【記念日(きねんび)】

出来事を覚えて祝う日。忘れた側には裁判記録。

「花束より日付の暗記が必要だった。」


【奇抜(きばつ)】

普通と大きく違って目立つさま。中身まで新しいとは限らない。

「企画名の記号が三つ増えた。」


【希望(きぼう)】

望むことや将来への期待。締切と予算は別途必要。

「夢の実現日は空欄のままだった。」


【気まぐれ(きまぐれ)】

その時々で気分が変わること。上司だと方針と呼ばれる。

「昨日の最優先が今日の禁止事項に。」


【気まずい(きまずい)】

居合わせるのが落ち着かないさま。エレベーターで濃くなる。

「昨日の悪口の本人が乗ってきた。」


【決まり(きまり)】

従うべき約束や規則。作った人が抜け道に詳しい。

「例外申請は役員だけ通った。」


【気休め(きやすめ)】

一時だけ安心させること。根本問題は席を外さない。

「占いの一位で請求書を開いた。」


【器用(きよう)】

物事をうまくこなすさま。頼まれ事が増える副作用付き。

「直せると知られて休日が消えた。」


【競争(きょうそう)】

優劣や利益を争うこと。走る方向が違う場合もある。

「隣より早く無駄な資料を作った。」


【協調(きょうちょう)】

互いに歩調を合わせること。異論を言わない意味ではない。

「全員一致で誰も納得していなかった。」


【気力(きりょく)】

物事を行う精神的な力。残量表示は付いていない。

「やる気だけ先に帰宅した。」


【緊張(きんちょう)】

心身が張り詰めた状態。準備不足と似た顔をする。

「冒頭の名前だけ三度練習した。」