千言万辞「ぬ」其の一|縫い合わせ・抜け道・濡れ衣ほか20語

【縫い合わせ(ぬいあわせ)】

布などを縫ってつなぐこと。関係修復は針だけでは難しい。

「破れた財布を直して中身を守った。」


【縫い目(ぬいめ)】

布を縫い合わせた線。表から見えない所に腕が出る。

「裏返して職人の仕事を知った。」


【糠味噌(ぬかみそ)】

米ぬかなどで作る漬物用の床。世話を休むと存在を主張する。

「旅行中も冷蔵庫に気を使った。」


【ぬか喜び(ぬかよろこび)】

当てが外れて無駄になる喜び。通知が早いほど痛い。

「当選メールは偽物の懸賞だった。」


【ぬかるみ(ぬかるみ)】

水を含んで柔らかい地面。無理に進むと靴が戻らない。

「撤退の判断が一歩遅かった。」


【拭い去る(ぬぐいさる)】

汚れや心配などをすっかり取り除くこと。黒歴史には難しい。

「謝罪しても検索結果は残っている。」


【ぬくぬく(ぬくぬく)】

暖かく心地よいさま。危機感には厳しい環境。

「布団の中だけ将来計画が壮大だ。」


【抜け穴(ぬけあな)】

規則などの不備を突いて逃れる方法。塞ぐと規約が太る。

「新ルールの初日から例外が生まれた。」


【抜け駆け(ぬけがけ)】

仲間に知らせず先に行動すること。競争相手は同僚から増える。

「情報共有会の前に契約していた。」


【抜け道(ぬけみち)】

正規の道以外に通れる道。近道とは限らない。

「渋滞を避けて田んぼを一周した。」


【盗み聞き(ぬすみぎき)】

相手に気付かれず話を聞くこと。聞いた側が傷つく場合も。

「給湯室で自己評価を訂正された。」


【盗み見(ぬすみみ)】

こっそり見ること。画面の反射が計画を裏切る。

「隣のスマホで結末だけ知った。」


【ぬた(ぬた)】

野菜や魚介などを酢味噌で和えた料理。名前の地味さで損をする。

「食べてから名前を聞き直した。」


【ぬめり(ぬめり)】

表面がぬるぬるとすること。説明が足りないと嫌われやすい。

「高級食材だと知って評価が変わった。」


【ぬらりくらり(ぬらりくらり)】

質問などを巧みにかわすさま。答えず疲れさせる技術。

「期限を聞いたら季節の話が始まった。」


【塗り絵(ぬりえ)】

線で描かれた絵に色を付ける遊び。大人の資料作りにも似る。

「中身より配色で褒められた。」


【塗り替え(ぬりかえ)】

塗料や記録などを新しくすること。古い問題は下に残る。

「看板を新しくして接客はそのまま。」


【ぬるい(ぬるい)】

温度が十分でないこと。評価基準にも使われがち。

「厳しさを語る人だけ遅刻した。」


【ぬるま湯(ぬるまゆ)】

少し温かい湯。楽だが成長しにくい環境の比喩。

「居心地が良すぎて五年経った。」


【濡れ衣(ぬれぎぬ)】

身に覚えのない罪や責任を負わされること。着せた人は乾いている。

「誤送信の犯人が一番声を上げた。」