千言万辞「ま」其の一|迷子・待ちぼうけ・満点ほか20語

【迷子(まいご)】

行き先が分からなくなった人。情報の森でも頻発する。

「比較記事を百本読んで目的を忘れた。」


【毎度(まいど)】

いつものように繰り返すこと。謝罪の前に付くと危険信号。

「毎度おなじみの締切延長だった。」


【前借り(まえがり)】

本来後でもらうお金などを先に受け取ること。未来の財布が痩せる。

「来月の自分に今月の飲み代を頼んだ。」


【前向き(まえむき)】

物事を良い方向へ捉える姿勢。失敗を見ない意味ではない。

「赤字を見て改善案を三つ書いた。」


【まぐれ(まぐれ)】

偶然の幸運でうまくいくこと。自慢話では実力へ昇格。

「一度の成功で講座を始めかけた。」


【負け惜しみ(まけおしみ)】

負けを認めず言い繕うこと。勝者は返答に困る。

「今回は本気じゃなかったらしい。」


【まことしやか(まことしやか)】

いかにも本当らしいさま。出典がなくても声は堂々。

「誰かが言っていたが根拠になった。」


【摩擦(まさつ)】

触れ合う物の間の抵抗。人間関係では音がしない。

「会議の笑顔とチャットの文面が違う。」


【間違い(まちがい)】

正しい状態や判断から外れること。隠すと再発しやすい。

「誤字の修正で別の誤字が増えた。」


【待ちぼうけ(まちぼうけ)】

待つ相手や物が現れず無駄に待つこと。通知だけ頼り。

「既読が付いた画面と二時間過ごした。」


【的外れ(まとはずれ)】

狙いや論点が食い違うこと。熱弁ほど修正しにくい。

「料金を聞いた客に理念を語った。」


【マニュアル(まにゅある)】

作業などの手順を記したもの。例外が増えるほど厚くなる。

「読む時間より作業が短かった。」


【間抜け(まぬけ)】

考えや行動がどこか抜けていること。焦ると誰でも資格を得る。

「眼鏡をかけて眼鏡を探していた。」


【真似(まね)】

他人の言動などを同じようにすること。結果まで複製できない。

「成功者の朝食だけ忠実に再現した。」


【魔法(まほう)】

超自然的な力や不思議な技。宣伝では普通の機能にも付く。

「ワンクリックの裏で人が徹夜した。」


【まやかし(まやかし)】

本物らしく見せかけること。光沢のある包装を好む。

「実績の数字が累計か月間か不明。」


【丸投げ(まるなげ)】

仕事を全部他人に任せきること。責任まで飛んでいかない。

「方針だけ伝えて完成を催促した。」


【慢心(まんしん)】

自分の力を過信して油断すること。一度の勝利で増える。

「初月の売上で仕組みを止めた。」


【満足(まんぞく)】

望みがかなって不満がない状態。比較画面を開くまでの平和。

「購入後の新モデル発表で消えた。」


【満点(まんてん)】

試験などで得られる最高点。生活の採点表には存在しない。

「テスト百点でも皿洗いを忘れた。」