千言万辞「ね」其の一|値上げ・妬み・念押しほか20語

【値上げ(ねあげ)】

商品の価格を上げること。量を減らす方法も仲間にいる。

「同じ袋が軽くなって戻ってきた。」


【願い事(ねがいごと)】

実現してほしいと祈ること。期限だけ天任せ。

「初詣の後で求人を見ずに寝た。」


【寝顔(ねがお)】

眠っている時の顔。昼間の言い訳が一切ない。

「さっきまでの口論を忘れた顔だ。」


【ネガティブ(ねがてぃぶ)】

否定的に考える傾向。危機管理と名乗る場合もある。

「旅行前に事故の確率だけ調べた。」


【値切り(ねぎり)】

売値を安くするよう交渉すること。人間関係まで削る時がある。

「百円を勝ち取り常連席を失った。」


【寝癖(ねぐせ)】

眠っている間に付いた髪の癖。朝の会議で本人より元気。

「前髪だけ意見を曲げなかった。」


【猫舌(ねこじた)】

熱い飲食物が苦手なこと。注文の勇気とは別。

「ラーメンが冷めるまで人生相談した。」


【寝言(ねごと)】

眠りながら言う言葉。起きていても荒唐無稽なら使う。

「売上百倍を朝礼で宣言した。」


【猫なで声(ねこなでごえ)】

相手の機嫌を取る甘い声。お願いの前触れになりやすい。

「予算申請の直前だけ声が優しい。」


【妬み(ねたみ)】

他人の幸運や優位を不快に思うこと。比較で栄養を得る。

「友人の昇進が祝えなかった。」


【熱意(ねつい)】

物事へ注ぐ強い気持ち。相手の都合と温度差が出る。

「午前二時の長文メールが届いた。」


【熱狂(ねっきょう)】

夢中になって激しく興奮すること。冷めると領収書が残る。

「限定グッズの箱が部屋を占領した。」


【熱心(ねっしん)】

一生懸命に取り組むさま。方向が違うと迷惑になる。

「聞かれていない助言を毎日送った。」


【粘り強い(ねばりづよい)】

困難でも根気よく続けるさま。見切りとの境界は数字が示す。

「改善を重ねてようやく黒字にした。」


【寝不足(ねぶそく)】

十分な睡眠が取れていない状態。自慢に使うと翌日つらい。

「徹夜の武勇伝をあくびが遮った。」


【値札(ねふだ)】

品物の価格を示す札。予算の現実を静かに伝える。

「欲しかった理由が一瞬で縮んだ。」


【寝坊(ねぼう)】

予定より遅く起きること。目覚ましへの責任転嫁が早い。

「五つのアラームが証言を拒んだ。」


【根掘り葉掘り(ねほりはほり)】

細かなことまでしつこく尋ねること。雑談が尋問になる。

「休日の予定から貯金額まで聞かれた。」


【根回し(ねまわし)】

事前に関係者の了解を取り付けること。本会議を式典に変える。

「議論開始前に結論が配布された。」


【念押し(ねんおし)】

間違いのないよう繰り返し確かめること。信頼残高も減る。

「承知しましたを五回送信した。」