千言万辞「な」其の一|内緒・納得・難題ほか20語

【内緒(ないしょ)】

他人に知らせないこと。共有相手が増えるほど寿命が縮む。

「親友だけに話した秘密が町内へ。」


【内定(ないてい)】

正式発表前に採用などが決まること。紙が届くまで落ち着かない。

「メールを十回更新した朝だった。」


【仲直り(なかなおり)】

けんかした人同士が関係を修復すること。最初の一言が高い。

「菓子袋が謝罪文を代読した。」


【長話(ながばなし)】

必要以上に長く話すこと。話す側の時間だけ短い。

「最後に一言から三つ目の議題へ。」


【仲間(なかま)】

共通の目的や関係を持つ人々。数より困った時の距離。

「撤退戦でも二人だけ残った。」


【流れ(ながれ)】

物事が移り変わる動き。考えず従う理由にもなる。

「前例に乗って川下まで来た。」


【なけなし(なけなし)】

ごくわずかしか持っていないこと。見栄を張る時に減る。

「最後の千円で大きな顔をした。」


【馴染み(なじみ)】

慣れ親しんだ人や物。新商品への挑戦を止める力もある。

「結局いつもの定食を頼んだ。」


【謎(なぞ)】

意味や原因が分からないこと。説明不足でも神秘的になる。

「料金表の別途が最大の謎だった。」


【納得(なっとく)】

理由を理解し受け入れること。黙っているだけでは成立しない。

「全員頷いたのに後日苦情が来た。」


【斜め読み(ななめよみ)】

文章の要点を拾ってざっと読むこと。規約には危険。

「最も大事な一行だけ飛ばした。」


【名前(なまえ)】

人や物を区別する呼び名。変えただけで売れるとは限らない。

「新ブランドの中身は旧製品だった。」


【怠け(なまけ)】

すべきことをしないこと。休息の名を借りた時に厄介。

「充電のつもりが一週間経った。」


【生返事(なまへんじ)】

気のないあいまいな返答。約束に数える人もいる。

「うんうんと言いながら別の画面を見た。」


【涙(なみだ)】

悲しみや喜びなどで目から出る液体。謝罪会見にも登場する。

「ハンカチだけ用意がよかった。」


【成り行き(なりゆき)】

物事が進んでいく経過や結果。計画がない時の上品な説明。

「いつの間にか幹事に選ばれた。」


【ナルシスト(なるしすと)】

自己への愛着が強い人。自分の投稿を最も熱心に読む。

「写真の確認に一時間かけていた。」


【慣れ(なれ)】

繰り返して平気になること。危険信号まで日常になる。

「毎月の遅延を季節行事と呼んだ。」


【難癖(なんくせ)】

無理に欠点を見つけて非難すること。買わない理由は無限。

「箱の角が丸すぎると言い出した。」


【難題(なんだい)】

解決が非常に難しい問題。担当者の予定表を白くする。

「予算ゼロで売上倍増の指示が出た。」