千言万辞「ふ」其の一|不安・普通・踏ん張りほか20語

【不安(ふあん)】

悪い結果を予想して落ち着かない気持ち。検索で肥大する。

「一つの症状から百の可能性を読んだ。」


【風格(ふうかく)】

経験や地位などから漂う堂々とした様子。高い椅子では買えない。

「黙って座る職人に皆が相談した。」


【不機嫌(ふきげん)】

機嫌が悪い状態。周囲の予定を勝手に変更する。

「上司の眉で会議の長さが決まる。」


【複雑(ふくざつ)】

要素が多く入り組んだ状態。説明者の自尊心を満たす場合も。

「ボタン一つに手順書が二十ページ。」


【不公平(ふこうへい)】

待遇や判断が平等でないこと。自分の負担だけ鮮明に見える。

「当番表を見て初めて声を上げた。」


【不作(ふさく)】

作物などの出来が悪いこと。宣伝だけで収穫は増えない。

「企画は豊作で売上は不作だった。」


【不思議(ふしぎ)】

普通の理屈では説明しにくいさま。調べる前に使うと便利。

「使わない物ほど捨てられない。」


【不純(ふじゅん)】

混じりけやよこしまな動機があること。好意の値札で分かる。

「親切の最後に紹介コードが届いた。」


【不正(ふせい)】

規則や正しい手続きに反すること。小さな例外から膨らむ。

「数字を書き換えて拍手を受けた。」


【普通(ふつう)】

特に変わった点がないこと。人によって全く違う。

「当然だよねで口論が始まった。」


【不都合(ふつごう)】

事情に合わず困ること。会議資料から先に消えやすい。

「返品率のページだけ配布を忘れた。」


【ふてぶてしい(ふてぶてしい)】

図々しく平然としているさま。謝罪の態度で際立つ。

「遅刻の理由を椅子に座って語った。」


【太っ腹(ふとっぱら)】

気前がよく細かな損得にこだわらないさま。見栄だと後で泣く。

「全員分を奢り翌週は弁当だった。」


【不満(ふまん)】

満足できない気持ち。口に出さなければ発酵する。

「大丈夫が三か月分たまっていた。」


【不利(ふり)】

条件などが自分にとってよくないこと。ルールを変えたくなる時。

「負けそうになって競技を替えた。」


【振り返り(ふりかえり)】

過去の行動を見直すこと。反省会だけでは前に進まない。

「次回改善が三年続いていた。」


【風呂敷(ふろしき)】

物を包む布。話では広げるだけなら無料。

「海外展開案を出して会議を終えた。」


【雰囲気(ふんいき)】

場所や集団が漂わせる感じ。声の大きい一人が支配できる。

「全員賛成の空気で質問が消えた。」


【踏ん切り(ふんぎり)】

迷いを断ち切り決意すること。完璧な情報を待つと来ない。

「最後は一枚の見積もりで決めた。」


【踏ん張り(ふんばり)】

苦しい時に耐えて力を入れること。撤退すべき時にも出る。

「限界の少し手前で相談した。」