【英断(えいだん)】
優れた思い切った決断。後から成功者が名付ける。
「撤退を決めた日だけ会議が短かった。」
【栄転(えいてん)】
今より良い地位へ移ること。引っ越し業者には普通の移動。
「肩書きは上がり通勤時間も伸びた。」
【ええかっこしい(ええかっこしい)】
格好よく見せたがる人。人前でだけ財布が軽い。
「会計時に真っ先に伝票をつかんだ。」
【笑顔(えがお)】
ほほえむ顔。接客では値札のない主力商品。
「説明より先に財布が緩んだ。」
【餌(えさ)】
動物を養う食べ物。人間には無料特典の姿で現れる。
「登録の代償に通知が百通届いた。」
【絵空事(えそらごと)】
現実離れした計画や話。プレゼン資料では色鮮やか。
「予算欄だけ透明になっていた。」
【枝葉(えだは)】
物事の重要でない細部。本筋を忘れる会議の名産品。
「ロゴの角度で三時間使った。」
【えっ(えっ)】
驚きや聞き返しを表す声。都合の悪い質問にも便利。
「昇給の話になると聞こえなくなる。」
【得手(えて)】
得意とすること。不得手の申告は小声になりがち。
「司会だけは譲らなかった。」
【エビデンス(えびでんす)】
主張を裏づける証拠。横文字にしても捏造は消えない。
「数字の出所を尋ねたら沈黙した。」
【絵文字(えもじ)】
気持ちなどを表す図形。文章の真意まで保証しない。
「笑顔三つの後に厳しい催促が来た。」
【選り好み(えりごのみ)】
好みで選り分けること。選ぶ時間が成果を超えることも。
「案件より椅子を慎重に選んだ。」
【縁(えん)】
人や物とのつながり。名刺の枚数では測れない。
「十年ぶりの連絡が営業電話だった。」
【縁起(えんぎ)】
吉凶の前触れや由来。験担ぎだけでは締切は守れない。
「勝負服が洗濯中で延期した。」
【演出(えんしゅつ)】
場面を効果的に見せる工夫。中身の不足まで照明で補う。
「拍手の練習が本番より長かった。」
【炎上(えんじょう)】
ネット上で批判が集中すること。謝罪の語尾でも延焼する。
「訂正投稿が第二会場になった。」
【演説(えんぜつ)】
人前で考えを述べること。短さを約束して長くなる。
「残り一分が十五分続いた。」
【延長(えんちょう)】
時間や期間を延ばすこと。解決を保証する制度ではない。
「締切だけが三度引っ越した。」
【円満(えんまん)】
争いがなく穏やかなこと。全員の本音とは限らない。
「異議なしの後で廊下が騒がしい。」
【遠慮(えんりょ)】
相手を思って言動を控えること。取り皿の最後の一個で試される。
「最後の唐揚げが冷めていった。」
