千言万辞「ち」其の一|知恵・知名度・沈黙ほか20語

【知恵(ちえ)】

経験や知識を使って考え判断する力。検索結果の数ではない。

「十件の情報を読んで一つ試した。」


【違い(ちがい)】

同じでないこと。広告では一ミリでも革命になる。

「新旧モデルの差は箱の色だった。」


【近道(ちかみち)】

目的地への距離や手間が短い道。探す時間は計算外。

「攻略法を調べて練習時間を失った。」


【力(ちから)】

物を動かす能力や物事を成す働き。声の大きさとは別。

「一番静かな人が問題を解いた。」


【逐一(ちくいち)】

一つ一つ余さず行うさま。報告に使うと受信箱が泣く。

「席を立つたびに通知が鳴った。」


【遅刻(ちこく)】

決められた時刻に遅れること。電車より布団が原因の場合も。

「遅延証明を寝坊の補強に使った。」


【地図(ちず)】

場所や道筋を平面に示す図。人生の版は毎朝更新される。

「最短経路に寄り道三軒を追加した。」


【ちっぽけ(ちっぽけ)】

非常に小さく取るに足りないさま。他人の悩みには使いやすい。

「本人には世界が終わるほどの問題だ。」


【千鳥足(ちどりあし)】

酔って足取りがふらつくこと。本人だけ直進している。

「駅までの道がいつもの倍長かった。」


【知名度(ちめいど)】

世間に名前を知られている度合い。信用までは測れない。

「名前は知っているが商品は知らない。」


【茶番(ちゃばん)】

見え透いた演技や形式的なやりとり。結論済みの会議に多い。

「採決前から祝賀会場が決まっていた。」


【茶目っ気(ちゃめっけ)】

無邪気でいたずら好きな気質。失敗が許されるときに輝く。

「会議資料の端に似顔絵があった。」


【注目(ちゅうもく)】

特定の人や物に目を向けること。集めた後が難しい。

「話題になった翌日には棚が余った。」


【調子(ちょうし)】

物事や身体の状態や進み具合。良い時の約束は大きい。

「絶好調の日に三案件受けた。」


【調整(ちょうせい)】

食い違いや過不足を整えること。全員の予定をそろえる難業。

「会議本体より日程調整が長かった。」


【挑戦(ちょうせん)】

困難な物事に立ち向かうこと。宣言だけなら毎日できる。

「準備中の看板だけ立派になった。」


【貯金(ちょきん)】

金銭をためること。残高は物欲の言い訳を認めない。

「給料日の翌朝には目標を見直した。」


【直感(ちょっかん)】

考え抜く前に浮かぶ判断。経験の蓄積か思い付きかは後で分かる。

「勘で買って説明書を探し始めた。」


【陳謝(ちんしゃ)】

事情を述べて深く謝ること。長さよりその後が問われる。

「会見を終えて同じ手順に戻した。」


【沈黙(ちんもく)】

口をきかないこと。賛成にも反対にも都合よく訳される。

「異論なしとして計画が進んだ。」