千言万辞「そ」其の一|掃除・即席・損得ほか20語

【掃除(そうじ)】

汚れや不要物を取り除くこと。試験前に急に楽しくなる。

「原稿より机が先に完成した。」


【想像(そうぞう)】

実際にない情景を心に描くこと。悪い予想ほど演出が細かい。

「返信待ちで勝手に絶交した。」


【早退(そうたい)】

定刻より早く職場などを出ること。理由への好奇心が高い。

「私用の内訳まで面談で尋ねられた。」


【相談(そうだん)】

意見や助けを求めて話し合うこと。結論を決めてから来る人も。

「反対意見だけ丁寧に聞き流した。」


【早朝(そうちょう)】

朝の早い時間。意識の高さより体内時計に左右される。

「五時起きの投稿を昼に予約した。」


【想定外(そうていがい)】

事前の予想に入っていなかったこと。予算超過の合言葉。

「初日の行列を誰も予想しなかった。」


【相場(そうば)】

取引される一般的な価格。自分の品だけ例外にしたくなる。

「中古品に思い出代を上乗せした。」


【総論(そうろん)】

問題全体についての一般的な議論。賛成しやすい安全地帯。

「各論に入った途端に席が空いた。」


【疎遠(そえん)】

人との行き来が減り関係が薄くなること。年賀状だけ残る。

「十年ぶりの連絡は保険の案内だった。」


【即席(そくせき)】

手短な時間で作り上げたこと。完成後の修正が本番。

「五分の資料に二時間の質疑が来た。」


【底力(そこぢから)】

追い込まれた時に発揮される力。平時に使えると助かる。

「締切前だけ超人になった。」


【そそのかし(そそのかし)】

人に悪い行動などをするよう誘うこと。助言の顔で来る。

「一回くらい平気、が開会の辞。」


【即決(そっけつ)】

その場ですぐ決めること。理由が値引きだけなら危うい。

「本日限定に財布が先に反応した。」


【そっぽ(そっぽ)】

本来向くべき方向と違う方。会話を拒む時にも使う。

「注意した途端に窓が人気になった。」


【ソファ(そふぁ)】

背もたれのある長椅子。休日の予定を吸い込む家具。

「五分休憩が二時間に育った。」


【空耳(そらみみ)】

実際と違う音や言葉を聞き取ること。都合のいい内容になりがち。

「褒め言葉だけは遠くても届いた。」


【そわそわ(そわそわ)】

落ち着かず気持ちが定まらないさま。通知待ちの基本姿勢。

「返信が来るまで画面を伏せられない。」


【尊敬(そんけい)】

他人の能力や人格を高く評価すること。服従とは別の感情。

「師匠の失敗談も正確に覚えている。」


【損失(そんしつ)】

財産や利益などを失うこと。確定するまで見ない作戦もある。

「含み損を長期的視点と呼び替えた。」


【損得(そんとく)】

損と利益。人間関係に持ち込むと計算が狂う。

「祝儀の収支表を作って叱られた。」