千言万辞「や」其の一|やきもち・厄介・やり直しほか20語

【やきもち(やきもち)】

好きな相手への嫉妬。愛情の証明に使うと焦げる。

「通知一件の送り主で夕食が静かに。」


【躍進(やくしん)】

勢いよく大きく進歩すること。比較する起点も大切。

「前年一件から二件で倍増した。」


【役割(やくわり)】

集団で受け持つ仕事や立場。決めないと働き者に集まる。

「気付いた人が全部担当していた。」


【野次馬(やじうま)】

自分に無関係な騒ぎを面白がる人。帰る時だけ静か。

「事故現場の動画を先に投稿した。」


【夜食(やしょく)】

夜遅くに食べる食事。少量の定義が甘くなる時間。

「夜の一口が丼一杯になった。」


【安請け合い(やすうけあい)】

深く考えずに頼みを引き受けること。善意の顔をした残業。

「大丈夫の一言で週末が消えた。」


【安物買い(やすものがい)】

値の安い物を買うこと。買い直すと高く付く場合も。

「二台買って最初の高級品より高い。」


【やせ我慢(やせがまん)】

つらいのに平気なふりをすること。助けを遠ざける技術。

「寒くないと言いながら歯が鳴った。」


【やたら(やたら)】

程度や回数がむやみに多いさま。広告の最上級に似合う。

「究極が一ページに五回出てきた。」


【厄介(やっかい)】

扱いや解決が難しく手間がかかること。断りにくい人ほど運ぶ。

「小さなお願いが三部署を巻き込んだ。」


【やぶ蛇(やぶへび)】

余計なことをして災いを招くこと。親切な確認で発生する。

「黙っていれば済んだ件が再調査に。」


【やましい(やましい)】

良心に照らして後ろめたいこと。画面を伏せる手が速い。

「履歴を聞かれた瞬間に席を立った。」


【山場(やまば)】

物事の最も重要で緊張する局面。見せ場は準備の集計結果。

「プレゼン中に資料が開かなかった。」


【やみくも(やみくも)】

考えや見通しなく行動すること。忙しさだけ先に増える。

「百通送って一人も読者を調べない。」


【やりがい(やりがい)】

取り組む価値や手応え。報酬の代用品にされると苦い。

「求人票で給与欄より大きく載った。」


【やりくり(やりくり)】

限られた資金や時間を工夫して回すこと。予算を増やす魔法ではない。

「空き缶の貯金で旅行代を作った。」


【やり過ぎ(やりすぎ)】

必要な限度を超えて行うこと。善意でも量を誤る。

「簡単な説明に百枚の資料が付いた。」


【やり手(やりて)】

仕事などを巧みに進める人。口のうまさだけでは続かない。

「条件交渉後も相手から電話が来た。」


【やり遂げる(やりとげる)】

途中で投げ出さず最後まで成し遂げること。宣言より納品が証拠。

「完成の一行を書いて初めて寝た。」


【やり直し(やりなおし)】

失敗などの後でもう一度行うこと。検証抜きなら再放送。

「題名だけ変えて再び同じ結末。」