千言万辞「る」其の一|類型・ルーペ・ルポほか20語

【類型(るいけい)】

共通する性質で分けた型。人間を押し込むには少し狭い。

「性格診断の四択に入らなかった。」


【類語(るいご)】

意味が似た言葉。言い換えても問題が減らないことがある。

「遅延を後ろ倒しと書き換えた。」


【類語辞典(るいごじてん)】

似た意味の語を集めた辞典。謝罪の表現だけ無限に増える。

「申し訳ないの別案を三十個調べた。」


【類似(るいじ)】

互いによく似ていること。名前だけ変えた企画に現れる。

「新製品は旧製品の色違いだった。」


【類推(るいすい)】

似た事柄から別の事柄を推し量ること。思い込みと境界が近い。

「一件の成功から市場全体を決めた。」


【類別(るいべつ)】

共通点に基づいて分類すること。例外が出ると表が増える。

「整理のための分類が五十種類に。」


【類例(るいれい)】

似た事例。探す時は都合のよい一件が目に入る。

「反証三件を見落として安心した。」


【ルート(るーと)】

目的地へ至る道筋。短ければ良いとは限らない。

「最短経路が階段百段だった。」


【ループ(るーぷ)】

同じ過程を繰り返すこと。会議の議題にもよく起こる。

「前回の反省を今回も読み上げた。」


【ルーペ(るーぺ)】

小さな物を拡大して見る道具。他人の欠点には不要らしい。

「誤字一字だけを拡大して責めた。」


【ルームサービス(るーむさーびす)】

宿泊客の部屋へ飲食物などを届けるサービス。快適さに値札が付く。

「水一杯の会計で目が覚めた。」


【ルームシェア(るーむしぇあ)】

住居を複数人で共同利用すること。冷蔵庫に国境が生まれる。

「牛乳一本で共同生活会議を開いた。」


【ルール(るーる)】

行動の決まり。作った人が例外を使いこなすことも。

「役員の遅刻だけ新条項ができた。」


【留守(るす)】

家などを空けて不在であること。宅配の時だけ確実に発生する。

「五分の外出で不在票が届いた。」


【留守番(るすばん)】

家などに残って番をすること。片付け係に昇進しやすい。

「家族旅行中に植木と会話した。」


【ルックス(るっくす)】

外見や容姿。説明書を読む前に評価されがち。

「見た目で選んだ椅子は座りにくい。」


【坩堝(るつぼ)】

物が溶け合う容器や熱気が満ちた場所。会議でも意見が煮える。

「提案と反論で室温が上がった。」


【ルネサンス(るねさんす)】

ヨーロッパの文芸復興運動。看板にすると改革らしくなる。

「古い企画を復興と名付けた。」


【ルビ(るび)】

漢字などのそばに付ける読み仮名。難しい名前の救世主。

「肩書きより名前の読みが難しかった。」


【ルポ(るぽ)】

現場を取材して報告する文章。机上の空論には歩数で勝る。

「現地で聞いた一言が企画を変えた。」